2014年3月26日水曜日

卒業記念とふたりの誕生日と親孝行のキロク


昨年11月から、5ヵ月ぶりに千倉へ。

娘が高校卒業したら、行きたいね。
と、提案してきたのは母だったので、実行に移した。
ということで、それが親孝行。と言い切る由縁。

芸大受験に臨んだ次女は、一次審査で撃沈。
現実を目の当たりにした娘の、傷心旅行とも言えるかも。
結果はどうあれ、大きな目標を持ち、
精神的に成長したのではないか。と思う。

長女は私同様、3月生まれ。
離れて暮らしているので、ここで一緒にお祝い。

千倉に着いたのはちょうど昼。
比較的館山道は順調だったけど、
途中、車線減少するあたりで渋滞。
南房総へ向かう人は、確実に増えてるんだなと実感。
それでも、トイレ休憩込みの2時間半で到着。

恒例の潮風王国で、ランチと買い物。
かつて、この前に広がる花畑で、キンセンカを採らせてくれた観光畑も、
その周囲も、一面の花と人々で賑わっていた。




つかみ放題で500円。
平均は12個らしいんだけど、17個もとれた~。
と娘たちが言うのを聞いて、ついやってみたくなった(笑)
着いたペンションで、山分け。

夜はオーナーのはからいで、映画を。
今は懐かしき、ダイアン・レイン主演の「トスカーナの休日」
後味爽やかなので、一番よく観られてるんです。
という、オーナーの言葉は、日を追うごとに納得。





翌朝のお散歩。

ペンション前にも、広い観光花畑が広がる。
窓を開けるだけで、ストックの香りが漂う。


          

ベニジウム、リナリア、八重のストック、一重のストック。
ついでに、ソラマメの花。
ビニールハウスで暮らす、ストックたち。
残念ながら、お目当てのヤグルマソウやポピーがなかったので、
この後、白間津へ。

母の周辺では、おなじみになった八重よりも、一重のほうが人気だという。
なんとなく、西洋と東洋、みたいな違いがあって、
確かに、はじめは八重が目を引くけど、
見なれてくると、一重のほうが、そばに置いておきたくなるような気分。


ペンションの裏庭。岩を削った階段を下りる。
ここは「ぐりとぐら」などの絵本の世界。
43年前だったら、ここで一日、暗くなるまで遊んだだろうと。


朝は穏やかだった風が、みるみるうちに強風になり、
この写真を撮った直後、2階ラウンジの椅子が風に飛ばされ、
左側の階段から一階のラウンジまで、一気に落下していった。

この後の花つみは強風のおかげで、
かなりの肉体労働になったけど、収穫の欲望は充分に満たされる。
それぞれの手土産と、段ボールに入りきれないほどの量で、3000円。
入園料など、もちろんどの畑もとらない。




 

リーズナブルツアー。
というか回を増すごとに、マニアックに。
人ごみを避けて、オーナーの奥さんに教えていただいた、おいしいという干物屋さんで、
目の前で天日干ししているアジを20枚1600円で購入。

娘たちと花摘み、海を眺める間は、
母はペンションに残り、畑に咲くルッコラの絵を描いている。

           

絵を描く母、というのでオーナーの奥様が教えてくれたカフェ&ギャラリーへ。
ちょうどリニューアルオープンで、地元作家22名による「SAKURA」展が始まっていた。





子供の頃には、ひたすら海で泳ぐだけだった場所なのに。
不思議と、縁が途切れずに続いている場所。
近いような、遠いような。
でもまた、行くのだろうな。
まだまだ、この先も続くような気がする。


2014年3月21日金曜日

夢に見る花



まったく旅行をふり返る余裕がなく一週間が過ぎていく…。
ごっそり摘んだ花も、今日ですっかりコンパクトに。
職場に段ボール入りで送った花も、飾りきれない分は、
昨日で無事に、嫁に行き。


ストックには香りがない。と言う人もいるけれど、
千倉の畑はどこも、この花の香りでいっぱいだった。
私はこの香りが大好き。
春になると、どこの花屋さんも、この香りがする。

旅行の前日、花の夢を見た。
とってもきれいなピンクで、
花の形から、一重のバラだと思ったのだけど、
葉の形が違うので、気になっていた。
でも、美しい夢だったので、きっと運気の良い夢だと確信。
そして翌日、花畑に行って、はっとした。
あの花の正体はこれだったんだ、と。




2014年3月7日金曜日

証書授与だけでない、卒業式。

今日一日、感慨深さで頭がぐるぐるする。

ごくごく普通の高校の卒業式だったけど。
ただそれだけでない感覚を、
生徒も教師も親も、共有した気がする。

入学直前の311。

それぞれ、もらい泣きの式だった。

個人的には、
平成直前からスタートした3人の子育ての、
集大成を迎えた感があり。

そんなことを考えてたら、
いつもの道を見失って、一瞬迷子になった。