2013年11月9日土曜日

非番のビールの味

夜勤明けで午睡の後、
夕飯の支度前にちょいと一杯やってたら、
コップに注いだビール、こぼしちゃったよ~。
リベンジ分を買いに行くと、結局高くつくな(笑)

夜勤、ってのはこの歳になって初めて経験するわけだけど、
なぜか、明けの夕方に飲むビールはおいしい。

で、思い出すのが小学校時代に友だちだった子の家のパパ。
ブルーカラーマンだった。

ひとりっ子だった友だち。
週末は父親も母親も、仕事で家を空けるのでさびしかったのか、
私は誘われるままによくひょっこりちゃっかり、泊まりに行った。

路地裏に友人の家はあり、さらにその裏に町工場があり、
友人の父親はそこで働いてた。
母親は、いわゆる「水商売」で、子供心にも、大人の色気を感じる人だった。

優しそうな友人のお父さん、この素敵な「ママ」の前で、
よくTV見ながら飲んでたっけ。

と、いう幼い頃の風景をふと思い出してみたりする。
小学生が2人で、夜更かしして、「ウイークエンダー」や「11PM」見たり。
ママたちが眠るダブルベッドに寝転んだり。
ときにそのベッドには、
ママの店で働く姐さんや、その彼もころがりこんだりして。

私にとって、あの空間は非日常だったなあ。
けど、断片的に記憶に焼きついていて、
夜勤明けのビールを味わうたび、
懐かしい風景がよみがえる。


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